2024年1月に読んだ本
2024-02-11


『本好きの下剋上』マラソン、第三部でいったんひと段落。製紙技術から立ち上げて自分で執筆、編集までした絵本シリーズの完結で並べて読んでニマニマするのは人ごとと思えない(笑)。
 隙間読書が気軽にできるのは電子書籍の利点で、気がつけばすっかり電子比率高い人に(笑)。いや、でも、紙のファンジンは作りますよ(笑)。

1月の読書メーター
読んだ本の数:19
読んだページ数:3578
ナイス数:74

[LINK] (禺画像])〓〓【小説8巻】本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第三部「領主の養女1」感想
★★★★
貴族社会に舞台が移って新キャラクター続々登場。魔法がらみの描写も増えてきて、そのあたりは普通に近年の異世界転生ものっぽいのだろう。第二部での生活環境、身分差、陰謀劇などのシビアさがいったんリセットされる一方、印刷技術ではついに活版印刷とガリ版印刷の実用化! 技術の順番や所要コストが逆転してるのは異世界事情(笑)。技術普及にかかる莫大なコスト負担のために発案したのは、この世界の社交にはなかったチャリティコンサート!? その主役はなんと表紙のあの人!? 「推し」の概念が持ち込まれるスタンピードぶりが楽しい巻。
読了日:01月01日 著者:香月美夜


[LINK] (禺画像])〓〓【小説9巻】本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第三部「領主の養女2」感想
★★★★
領主の一族にただ救われただけではなく、教育や働き方に問題があれば現代日本の考え方でがんがん正していく。甘やかされ切ったバカ息子の再教育と、神官長まわりの報連相の欠如と仕事の一人抱えは、そりゃ問題だ(笑)。一方で、初めて知る農村の実態と、改善のために陰謀を巡らせる羽目になるあたりと、ファンタジー展開の魔石集めミッションでの魔獣とのバトルがなかなかシビア。あと、前巻で創り出したネコ…じゃなくてレッサーバスが大活躍(笑)。動物の種類は、一応著作権にも配慮したのか(笑)!?
読了日:01月03日 著者:香月美夜


[LINK] (禺画像])〓〓【小説10巻】本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第三部「領主の養女3」感想
★★★★
表紙にある通り、第三部のミッションのファンタジー方面の魔石収集イベントが二つあり、政治方面ではハッセの街の処分が予想以上にシビア。魔法を駆使する描写も毎回工夫があって、その方面でもよくできている。冬の社交では、想定していた出版物の販売と幼児教育にも進展あり。地味だけど冒頭では活版印刷機のプロトタイプに向けてこの世界にはなかった異業種協業が始まる。盛りだくさんの巻。それにしても、毎年騎士団が冬の主を倒さないと春が来ない?って、これまたシビアな設定では…。
読了日:01月04日 著者:


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