2020年11月に読んだ本
2020-12-01


キース・ロバーツ『モリー・ゼロ』の通販の初動の発送が落ち着いて、ほっと一息。SFファン交流会後の雑談(例会?)タイムでの紹介と、同日のSFおじさんズでイギリスSF映画にからめて取り上げてもらったりしたおかげさまで、今月もコンスタントに頒布中。ファンジンの頒布(上下巻セット)はリンク先にて。

11月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:3394
ナイス数:90

[LINK] (禺画像])〓〓薬屋のひとりごと 9 (ヒーロー文庫)感想
★★★
今回は旅の片道。いつも通り、ちょっとした謎解きはあるものの、シリーズ全体としての本筋を左右するような大ネタはなし。とはいえ、この世界の医学のあり方がかなりエグく描かれ、その他の設定も含め、今後のストーリーが大河ドラマ的に長く続きそうな感じになってきた。しかし今後は、次巻の出版までに設定や過去のいきさつを全部覚えていられるか、という懸念もあるかも?
読了日:11月04日 著者:日向夏


[LINK] (禺画像])〓〓ロボット・イン・ザ・ガーデン (小学館文庫)感想
★★★
情けない男が、庭にいつのまにか現れたコレジャナイっぽいデザインのロボットを直すためにイギリスからアメリカへ、日本へ、さらにはパラオにまで旅しちゃうロードムービー的教養小説。演劇化されるというニュースをテレビで観て、読み始めて、なるほどこれは舞台の上で演じられるのにいい感じだなあ、と思った。
読了日:11月06日 著者:デボラ インストール


[LINK] (禺画像])〓〓ユーカリの木の蔭で感想
★★★★
月をまたいだけど、前に読んだ『雪月花ー謎解き私小説』の短ページエッセイ版!? 一応「小説」的なつながりがあった『雪月花』よりもさらに小ネタなのだが、それでもたった3ページにどんだけネタぶっ込んでるの、という印象。特に、雑誌掲載などの広く読まれた対談など、全集や文庫で読めるものではわからない話を、種々の全集の月報や、時には現物が活字になっていない伝聞の原典を芋づるのように手繰っていく過程を生で読めるのが楽しい。とはいえこの読書量と記憶力にはあらためて感嘆。これでは真似しようという気にもならずいっそ清々しい。
読了日:11月07日 著者:


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