2024年9月に読んだ本
2024-10-07


『本好きの下剋上』マラソン完走。おそらく、チートで願望充足系だけなら異世界転生にありがち感のあるところ、序盤はチートなし、チートが発揮されても世界背景や陰謀がシビア、というあたりのバランスがポイント。続きのでない『十二国記』を待ちきれないような向きに、そっち系の要素を補給してくれる効果もあり。読んでみてよかった。
 あとは最近の傾向で電子書籍マンガがどんどん増えているけど、たまに電子書籍で既読のものを紙の本で読むと描線がクリアで別の作品のように楽しめる、という意外な効果もあり。

9月の読書メーター
読んだ本の数:29
読んだページ数:6354
ナイス数:226

[LINK] (禺画像])〓〓【小説29巻】本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第五部「女神の化身8」感想
★★★★
魔獣狩りでも模擬戦でもない国対国の戦闘はそういえば初めてか。前半のクライマックスは救出劇、そこからの未知のテクノロジーを持つ敵の追撃戦。魔法世界なので本来はなんでもありなところ、この世界のルールの中で成立できる危機感とそのクリア方法の立案、そこにストーリーとキャラクターを絡めていく語り口がうまい。イラストもいい。表紙にもいるハンネローレ、一気に存在感出た(笑)。
読了日:09月01日 著者:香月美夜


[LINK] (禺画像])〓〓サイボーグ009 太平洋の亡霊 (チャンピオンREDコミックス)感想
★★★★
世代的にテレビアニメには間に合っていなくて白黒作品は再放送もなく、ロマンアルバムとビデオ時代前の放映時音声のLPレコードくらいしかなかった。先日Youtubeでようやく本編を観たけど、想像以上に名作だった。このコミカライズ版は初回だけは雑誌で買ってコミックス化を待っていたもの。マンガの電子書籍読みが増えている中、紙で買いたかった一冊。期待以上の仕上がり。全編涙なしに読めなかった。今の時代、ガンガン読まれて欲しい。それにしてもこの後のアニメいろいろ、辻真先脚本作品がいかに自分の血肉になっていたことか…
読了日:09月01日 著者:石ノ森章太郎,早瀬マサト


[LINK] (禺画像])〓〓【小説30巻】本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第五部「女神の化身9」感想
★★★★
表紙のとーちゃん、予想以上に強い。相手が規格外だったのが不運。とはいえ、今回は入手できた情報があって、事前準備できていて、なおかつ突発事態への対応を強行したり、本編中では「気がついたらあっちも片付いてた」程度の描かれ方だったけど、いろいろ間一髪が重なっていて、緊張感が切れない。トラウマ描写のあたりは、けっこう読んでてビクビクものだったので、ホラー的観点でもクオリティ高いかも。
読了日:09月02日 著者:


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